私は「あしたの住まい・設計フォーラム」という会で、日本のこれからの家づくりについて研究している建築士です。
家づくりには「設計と施工を分離する方法」すなわち設計・監理は設計事務所が行い施工は建築会社(工務店)が行う方法と、「設計施工を一括で行う方法」すなわちハウスメーカーなどが設計も施工も両方とも行うという方法とがあることは、みなさんご存知と思います。
そして日本では後者の「一括方式」の比率が大きくて、「分離方式」はどちらかというと特別な方法のように思われているのですが、実は世界では欧米でもアジアでも、ほとんどの国で、それがまったく逆らしいのです。
つまり家づくりは「分離方式」によって行うことが世界の標準すなわち常識であって、「一括方式」は世界の非常識らしいのです。
このことについて、みなさんのご意見をお聞きしたいと思います。